菊池七人塚

◇熊本県の菊池氏の重臣であった者が戦に負け、ここまで落ち延びてきて切腹したので祭った塚であると言われている。自然石を七個環状に立てられているが、重臣を中心に家臣が周囲を囲み外敵に対する形と言われている。
 塚のある柿の谷集落は、その子孫によって開かれたとされ、集落に多い赤星姓は菊池一族重臣の姓である。ちなみに、赤星さんの名前の由来として、蒙古合戦のみぎり、鎧についた血の斑点が赤い星のようだったからともいわれるが、もっと古いものでは、旧事本紀に饒速日の降臨に従った天磐船の乗組員に天都赤星という名前の記述もある。